日秀西遺跡展示室
湖北高校のあたりは「日秀西遺跡(ひびりにしいせき)」という遺跡で、学
校を建てる前の発掘調査で、旧石器時代から奈良・平安時代の多
くの建物跡や生活の道具などが見つかりました。
遺跡は北側の利根川と南側の手賀
沼に挟まれた、周囲の水田面から
15メートルほどの高さの台地上にあり
ます。江戸時代以前は、霞ヶ浦・印
旛沼・手賀沼や今の利根川は皆つ
ながって太平洋から入り込む大きな
内海(うちうみ)で、遺跡のある台地は
その中に西の方からとび出るような
形でした。さらに、湖北高校の西側
には手賀沼側から北に入り込む小
さな谷が入っており、交通上でも大
事な位置にあったと考えられます。
この遺跡では、旧石器時代は少しの石器、縄文時代の初めは住居跡
8軒、弥生時代の終わり(1,800年前頃)は住居跡2軒、古墳時代の初
めは住居跡2軒が見つかり、それまでは小さなムラだったのですが、
古墳時代の終わりになると住居跡が186軒という大きなムラができま
す。また、奈良・平安時代には54棟もの建物が整然と建てられ、この
地方の郡の役所の倉ではないかと想像されています。
これらの建物跡は全国的にも貴重
な例だったので、千葉県指定史跡
「相馬郡衙正倉跡(そうまぐんがしょう
そうあと)
」として学校の校庭の下に
保存されています。

   遺跡保存のために広くとられた中庭→

校内に展示室が設けられ、遺跡
から出土したものの一部が展示
されています。

平日は常時一般公開しておりま
す。ささやかな展示室ですが、
ご覧ください。
旧石器時代・縄文時代
弥生時代〜古墳時代はじめ
土器の破片にふれて、より間近に
観察できるコーナーもあります。
古墳時代の終わり
奈良・平安時代